バッテリー持ちがよくないと言われるApple Watchですが、毎日充電していれば、使用上特に困ることはありません。私の場合、普通に時計をチェックしつつ、30分くらいのワークアウトをするくらいなら、夜でも30%くらいは残ります。もちろん使用状況にもよるでしょうが、私のApple Watchが初代のもので、バッテリーの劣化もあることを考えると、電池持ちとしては十分だと思います。
しかしたまに、Apple Watchのバッテリー消費が異様に早くなることがあります。この前お昼にApple Watchを確認したら、バッテリーが残り40%となっていて、「どう考えても一日持たない」とびっくりしたこともありました。
Apple Watchも小さなコンピューターですから、時折不具合でバッテリー消費が早くなってしまうこともあります。(滅多にありませんよ、本当にまれに、です。)
本日は、そのようなときの対処方法についてご紹介します。
まずは再起動
経験上はほとんどの場合、これで解決することが多いです。正確に言うなら、一度電源を切ってから、再度電源を入れるということですね。
Apple Watchのサイドボタンを長押しすると以下のようなメニューが開きます。
あとはiPhoneと同様、「電源オフ」をスライドすれば電源が切れます。
(ちなみに、watchOS3から、このような画面に変わってもサイドボタンを離さずに長押しし続けると、緊急電話にかかるようになっています。ご注意ください。)
その後は、またサイドボタンをAppleマークが表示されるまで長押しして、電源を入れます。
たったこれだけですが、バッテリー消費やその他不具合も含め、再起動で症状が改善することが多いですね。
困ったときの再起動というのは、すべての電子機器で当てはまる鉄則です。
Apple Watchは腕時計ということもあって、あまり再起動しようという発想にならないですよね。普段は気にしなくていいですが、可能なら、月に一回くらいは再起動してあげると、快適に使えるのかなと思います。
アップデートがないか確認する
OSのアップデートにより、バッテリー消費が改善する場合もあります。iPhoneの「Watch」アプリを開き、以下の手順でアップデートを確認しましょう。
ただし、「アップデートしたらバッテリー消費量が増えた」みたいな罠もあります。というか、過去に実際にありました。
こうなってはしょうが無いですね。Twitter等で情報収集するしかありません。
一般論としては、OSのアップデート直後はもろもろの処理を行う影響から、バッテリーの持ちが一時的に悪くなったようにみえることがあります。しばらくは電源に接続しておくとよいと思います。
それでもダメなら初期化して、バックアップから復元
再起動でも改善しなければ、Apple Watchを初期化することになります。初期化と言っても、きちんとバックアップから復元できますので、アプリやデータは元に戻ります。
Apple Watchのデータをバックアップする
まずはApple WatchのデータをiPhoneにバックアップする必要があります。バックアップは、Apple WatchとiPhoneのペアリングが解除されたタイミングで行われます。
以下の操作は、必ずiPhoneとApple Watchが通信できる状態で行ってください。接続が切れている状態では、バックアップが作成されません。
ちなみに、以下の設定はバックアップされないようですので、注意しましょう。
- Bluetooth のペアリング情報
- Apple Watch の Apple Pay で使っていたクレジットカードまたはデビットカード
- Apple Watch のパスコード
気になるのはApple Payの部分ですが、これは初期化後に再度カードをiPhoneからApple Watchに転送すればOKです。
初期化して復元する
先ほどの手順でiPhoneとのペアリングを解除しているので、ここからはApple Watchで「設定」アプリを開いて操作します。
これで、設定が初期化されます。
あとは、初めて使ったときと同じように、iPhoneとのペアリングを行います。こちらの詳細は、Appleのサポートサイトをご覧ください。
途中で、「新しい Apple Watch として設定」と、「バックアップから復元」の2つを選ぶ画面になります。ここで「バックアップから復元」を選ぶようにしてください。
この辺は、iTunesからのiPhoneを復元する手順と同じですので、そうした操作をしたことがあれば、簡単だと思います。
再起動がダメなら初期化してみる、というのも、すべての電子機器で当てはまる鉄則ですね。再起動でバッテリーもちが改善しなくても、初期化を行えば、改善する可能性があります。
それでもダメならAppleサポートへ
そもそもバッテリーが劣化しているのであれば、Appleにバッテリーを交換してもらうしか有効な手立てはありません。
AppleCare+への加入の有無や状況によって異なりますが、7,800円でバッテリーの交換ができるようです。
もちろん、バッテリーの劣化ではなく、本体の不具合ということであれば、また料金や対応は変わってきます。このあたりも含めて、Appleと相談ですね。
修理料金が高すぎると思ったら、それを口実に新しいスマートウォッチを検討しましょう。何か新しいものを買うとき、以前のものが使えなくなった、というのは、最高のいいわけになりますよね!笑
まとめ
この記事を書いていて、「そういえばApple Watchを再起動することって滅多にないな」と気付きました。iPhoneやiPadも、Androidスマートフォンも、ソフトウェアアップデート以外で再起動をすることはほとんどありません。
昔のパソコンであれば考えられないことです。それだけ、動作が安定しているということですね。
しかし、コンピュータであることには変わりありません。バッテリー消費問題も含め、連続して使っていると、どうしても不具合が出てくることがありますね。
そんなときの対処のために、この記事がお役に立てば嬉しいです。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
コメント