USB-C普及のために、Appleに「責任とってね……?」とLightningをちらつかせたい。

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以下の、MacBookとレッツノートの端子の種類について書かれたツイートを読んで思った記事です。

(2017年3月追記:元ツイートが削除されたようなので、引用部分を削除しました。同じ12インチにもかかわらず、レッツノートがたくさんの端子を詰め込んでいるのに対して、MacBookは……という内容でした。)

最近のAppleが発表したMacBookやMacBook Proは、USB-Cポートのみを搭載したことで、賛否両論となりました。

確かに現時点では不便ですが、将来的にUSB-Cによって、冒頭のレッツノートに搭載されている端子のほとんどが不要になるのだとしたら、素晴らしいことです。

一昔前までの接続規格の多さ

そういえば一昔前までは、パソコンにつなげる接続機器に応じて、さまざまな端子を使ってきました。

  • マウスとキーボードはPS/2
  • ドライブはSCSI
  • 周辺機器はRS232C
  • 動画の取り込みはIEEE1394
  • プリンタはパラレルポート
  • ディスプレイはVGAまたはDVI
  • 音声入出力にはオーディオポート
  • その他周辺機器にUSB1.0または2.0

これは一例ですが、思いつくものをざっと挙げただけでもこれだけ出てきます。しかも、同じ規格でも接続端子の形がいろいろあって、ケーブル類がどんどん増えていきます。

こうした規格乱立の背景には、技術的なことや、コストの問題、どこの企業が規格制定に参加したかなどの要因が絡んでいるのでしょう。よりよい規格が普及するとは限らないというのが難しいところ。VGA端子はいまだにプロジェクターの接続に使っていますし。

パソコンの接続規格に限らず、ディスクの規格やフラッシュメモリの規格、携帯電話の端子など、さまざまなところでたくさんの規格が乱立し、使う側としては混乱する元でした。

かなり接続規格が整理されてきている

ここ10年くらいの間に、接続規格はだんだんと使用されるものが絞られてきて、さらにワイヤレス規格の普及でケーブル自体を使うことも減ってきて、かなり機器と機器の接続はシンプルになってきました。

素晴らしいことです。

とくに充電のために持ち運ぶ必要があるポータブル機器の接続規格は、少なければ少ないほど助かります。microUSBケーブルとLightningコネクタがあればおおむね困ることはない、という今の状況は、一昔前のことを思えば楽になりました。

ここ10年で起きたことを考えると、将来的にほとんどの機器はUSB-Cで接続可能、という時代がくるのかもしれません。

USB-Cは現段階で最高の規格だと思う

ケーブルの両端の形が同じで裏表がない

これはケーブルの接続のしやすさに直結します。まず、AppleのLightningコネクタと同じで裏表がないので、向きを気にせず差し込むことができます。

また、写真を見ていただければわかるように、両端の形が同じというのも便利です。

かつてのUSBは、パソコン側がType Aと呼ばれる大きな端子、周辺機器側がMicro-Bという規格となるなど、同じ規格でも端子の形が複数あって混乱しました。それがUSB-Cでは、パソコン側でも周辺機器側でも、どちらも同じ形になるわけです。

コネクタのサイズが小さい

USBのType A(通常USBと聞いて思い浮かべる端子)はサイズが大きく、薄型のパソコンやタブレットに搭載するには、少々足かせになっている部分がありました。

しかしUSB-CならばmicroUSBなみの大きさなので、かなり小さくなりました。それゆえに、スマートフォンにも搭載され始めています。

大きな電力を送れる

これにより、今まで接続ケーブルとは別に必要だった電源ケーブルが不要になります。

従来のUSBでも電力は送れましたが、大きな電力が必要なものには使えませんでした。これが実現すれば、ケーブルの数はかなり減らせます。

これまでの様々なケーブルの置き換えが期待できる

そのほかにも、映像を送れたり、高速に通信ができたりなどの特徴もあり、従来必要だった様々なケーブルがUSB-Cに置き換えられる可能性を秘めています。だからこそ、AppleはMacBookとMacBook ProでのUSB-Cへの一本化をする決断ができたわけです。

接続機器に応じて複数ケーブルを使い分ける必要がなくなるとすれば、とても素晴らしいことです。たくさんの種類のケーブルと別れを告げることができます。

今までよくあった「性能はすごいです、全然普及していませんが」という規格ではなく、現時点で続々と対応機器が増えていることから、多くの機器の対応が期待できます。かつてのUSBのように、機器と機器の接続をシンプルにしてくれることでしょう。

欠点もある

欠点としては、対応機器が増えているとはいっても、やはり現時点ではまだまた普及していないことです。現在まともに使おうと思えば、どうやったって変換アダプタが必須になります。その点で、冒頭のPanasonicのレッツノートは、MacBookよりも使いやすいといえます。

また、すでにUSB-Cに関する規格が複数制定されているというわかりにくさもあります。USB規格といっても、形状、接続、電源と複数の規格から構成されており、さらにその中でもそれぞれ複数の規格があります。

ですから、「同じ形の端子やケーブルだけど、実は機能に違いがある」ということが起こりえます。ここがやっかいです。

MacBook ProやMac Proなどに搭載されてきたThunderboltという規格は、Thunderbolt 3になってUSB-C端子の形状に変わりました。しかし、同じUSB-C端子を搭載する新しいMacBook ProとMacBookでも、Thunderbolt 3はMacBook Proのほうにしか搭載されていません。MacBookとMacBook Proで、USB-C端子の機能が違うのです。

この「見た目は同じだけれども中身は違う」みたいな状況は、混乱を生みそうです。従来のDVDのような、見た目は同じだけどさまざまな経緯で規格が乱立してしまった、みたいにならないといいなと思います。

Appleが率先してUSB-Cを普及させてほしい

現時点で少々わかりにくさもあるものの、やはりUSB-Cによって接続がシンプルになるのは素晴らしいことです。

今後もレッツノートのような全部入りのものも必要になるでしょうが、それでも端子の数は少しずつ減っていくように思います。

Lightningコネクタやめちゃえばいいのに問題

MacBookにUSB-Cコネクタが搭載されたとき、それなりの人が「Lightningコネクタはどうするの?」と考えたのではないでしょうか。

iPhone 7でオーディオコネクタを廃止したわけですし、Lightningもそろそろどうでしょうか。新しいMacBookやMacBook Proを使っていると、それぞれの同期と充電に別々のケーブルが必要となり、少々面倒です。

これがUSB-Cに統一されれば、充電も同期もすべてUSB-Cケーブル一本でやりとりすることができ、以下のようにとてもシンプルになります。

現在は、iPhoneやiPadのほか、Magic KeyboardやMagic MouseなどにもLightningコネクタが搭載されています。それらを一気にUSB-Cに置き換えていくのは難しいかもしれませんが、徐々にUSB-Cに移行してほしいなと思います。

とくにiPhoneとiPadで絶大なシェアをもつAppleがUSB-Cに移行すれば、一気に世の中に普及するのではないでしょうか。

まとめ

MacBookとMacBook ProでUSB-Cのみを搭載という英断をしたAppleですから、普及のためにLightningを廃止してUSB-C一本にしてほしいという願いを書きました。

USB-Cが一切普及しない段階では、MacBookやMacBook Proはアダプタだらけになり、レッツノートと比べても全然スマートじゃないと思います。単体のデザインは最高にクールですが、それゆえにもったいないと感じます。

MacBookやMacBook ProにUSB-C端子しかないこと自体は、私は問題ないと思います。それよりもAppleは、USB-Cを普及させ、MacBookやMacBook Proがよりスマートに使えるようになるよう、頑張ってほしいところです。

そしてそのためには、Lightning端子の廃止が必要と考えます。

ここまで書いておきながら、私は新しいMacBookもMacBook Proもどちらも持っていないのですが、USB-C普及のために、Appleに「責任とってね……?」とLightningをちらつかせたいなという記事でした。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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