radikoを録音したいと思った経緯
「荻上チキ・Session-22」を聞きたい
私はTBSラジオの「荻上チキ・Session-22」というニュース番組が好きです。
もう少し正確にいうと、荻上チキさんが好きなんです。まぁちょっと最近「週刊文春」関連で騒動がありましたが、それはそれです。
私は荻上チキさんの、自身でポジティブな提案をするという「ポジ出し」の考え方にとても共感しています。要はネガティブなコメントや単なる批判である「ダメ出し」の対義語ですね。
ニュースコメンテーターの方って、わりと「ダメ出し」の方が多い印象があってモヤモヤすることがあるんです。特に、安全な立場から正論を振りかざすような議論の仕方は好きではありません。言っていることは正しいんですが、それは建設的でないと感じるからです。
難しいことではありますが、何事も単なる批判を展開させるではなく、当事者意識をもって建設的に考えられるようにしたいと思っています。
TBSラジオのPodcastが配信終了
そんな荻上チキさんの「荻上チキ・Session-22」は、長野県で放送されていないので、ずっとPodcastで聞いていました。TBSさんはかなり太っ腹で、CMなしで放送の多くの部分を配信していたからです。
しかし、さすがに収益面などで問題が多く、ご存じのようにPodcastの配信は終了してしまいました。
ラジオクラウドは、現時点では使いにくい
その代わりにTBSが立ち上げたのがラジオクラウドというサービスです。
従来のiTunesやPodcastアプリを使って音声データをダウンロードする方式ではなく、ウェブブラウザを使ってストリーミング配信をする形式に変更となっています。
そうしたサービスへの移行自体は、しょうがないことだと思います。
しかし、ストリーミング再生になったことから、Podcast時代に必ず使っていた倍速再生機能が使えてなくなってしまいました。
そのため、ラジオクラウドになってからは、いつのまにか聴かなくなってしまいました。格安SIMを使っているので、あんまり出先で通信量を使いたくなかった(ラジオのストリーミングなんて微々たる通信量ですが)というのもあります。
(2017/5/12 追記)
iPhoneアプリが出て、上記の欠点は解消されました!
エリアフリー機能を使って、radiko(ラジコ)を録音しよう
radikoは、MacやPCを使うことで録音することが可能なのは知っていました。録音ができれば、その音声ファイルをiPhoneに入れ、以前ご紹介した方法で速聴をすることができます。
(ちなみに、MacやPCを使わなくても、公式で過去1週間に放送された番組を聞き直せる、タイムフリー機能というものはあります。しかしダウンロードができず、倍速再生もできませんので、今回の目的には合いません。)
長野県で「荻上チキ・Session-22」が聴けるのなら、radikoを録音すればいいのですが、先に書いたとおり、長野県では聴くことができません。
そんな感じでしばらく「荻上チキ・Session-22」を聴くこと自体やめてしまったのですが、最近radikoにエリアフリー機能があることを思い出しました。
これは、月額350円で、全国どこのラジオ局の放送でも聴けるというサービスです。
これなら長野県でも「荻上チキ・Session-22」が聴けます。このためだけに350円を払うのは少し迷いましたが、これで少しでもラジオ界に貢献できて、こうした質の高い番組が継続するならありがたいことです。もしかしたら他に面白い番組があるかもしれませんし。
Macアプリ「録るラジ」を使って録音
早速プレミアム会員となりましたので、これでエリアフリー機能が使えます。これでradikoを録音するアプリを使えば、倍速再生で「荻上チキ・Session-22」を聴くことができます。
私は、Macアプリの「録るラジ」を録音用に使いました。
決め手は以下の通りです。
- 無料のアプリでもできないことは無いが、市販のアプリの方が継続してサポートしてくれそうと思ったから。
- iTunesへボタンひとつで転送できる機能があったから。
- 標準で2.5倍速まで再生する機能がついていたから(Macで聴くのが簡単)。
- 同様の他製品もあったが、不安定で録音が失敗することがあるというレビューがあったから。
(2017/5/12 追記)
残念ながら「録るラジ」は発売中止となりました……。詳しくは以下の記事で。
(2017/07/02 追記)
現在は、発売中止となった「録るラジ」の代わりとして、「ラジ録11」を使っています。
「録るラジ」を使ってみての感想
今のところまったく問題ありません。とてもよい感じです。
インストール時にJavaも入れないといけないことと、録音中はアプリが反応していないように見えることがたまにあるのが欠点といえば欠点ですが、それ以外は求めていた通りの動作をしてくれます。
予約録音、毎週録音ができますので、番組開始時間になると自動でスリープ状態から解除され、録音が終わると自動でスリープしてくれます。
運用としては、夜録音をして、朝にiTunes経由でiPhoneに同期させ、毎日聴くような感じです。上の写真のように、録音リストから「iTunesと同期」ボタンを押すだけで、iTunesに転送されます。
ちなみに、「iTunesと同期」という名前ですが、正確には「選択したデータをiTunesにコピー」だと思います。同期というと、iTunesと録るラジのデータのどちらもが同じ状態になるイメージですが、そういう動作ではありません。あくまで選択したデータについて、録るラジ側からiTunes側への一方通行のコピーです。
Podcastと比べて、Macを使わなければならないのは手間ですが、iTunesへのコピーはボタンひとつですし、iTunesとiPhoneの同期はWifi経由でできますので、そこまでの苦労はありません。
録るラジにはCMスキップ機能もありますが、私は使いません。単純に手間なのと、こういう機能を使われるとラジオ曲側も収益が上げられず、結局規制が強化されて自分が使いにくくなると思うからです。
CMも、聴いてみると結構面白いものです。
まとめ
倍速再生するために、私は月額350円と録音アプリ代をかけてしまいました。その分しっかり情報を吸収しようという意気込みでいます。他に面白い番組を探すのも楽しそうですし。
そこまでお金はかけられないという方も、聴きたいラジオがエリア内なら月額350円はかからないですし、録音も無料でできないことはありません。
こうした方法を使い、速聴ライフを楽しんでいただければと存じます。
(iPhoneを使った速聴の方法は以下をご覧ください。)
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