新製品「録るラジ2」の販売終了から思うこと

Mac
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(2017/07/02)「録るラジ2」からの乗り換え先について追記しました。

 

「録るラジ2」を買ったけど……

以前、Macの「録るラジ」でradikoを録音するという記事を書きました。

Macの「録るラジ」でradikoを録音して、速聴ライフを楽しもう
Macアプリ「録るラジ」でradiko(ラジコ)を録音すれば、ラジオでも速聴ライフを楽しむことができます。

「録るラジ」を簡単に説明すると、MacまたはWindows用の有料アプリで、radikoを録音することができるものです。特にMacを使用する方にとっては、radikoの録音ができる数少ないアプリの中でも、そこそこの使い勝手や機能、安定性があり、オススメできる選択肢の一つでした。

 

そんな「録るラジ」がパワーアップし、「録るラジ2」として2017年3月24日に発売されました。

インターネットラジオを遡って聴けるネットラジオソフト「録るラジ2」
インターネットラジオ予約録音・再生ソフト「録るラジ」がバージョンアップ、1週間前までの番組を聴ける「タイムフリー」に対応した。

前作「録るラジ」と比べ、「リアルタイムマシーン再生」という聞き逃し防止の機能が追加されたことと、radikoのタイムフリー機能に対応・録音が可能、という2点が大きな変更点でしょう。

特にタイムフリー機能への対応により、1週間前の番組まではいつでも録音ができるようになりますから、仮に予約録音に失敗したとしても、安心です。また、録音機能自体もさらに安定化されたとのことでした。

それはいいなというわけで、さっそく発売後2週間程度が経過した、4月中旬くらいに「録るラジ2」を買ったわけです。

使い心地としては、なかなかいい感じでした。これはとても便利で、ブログでご紹介してもいいな、買ってよかったな、と、そんなふうに考えていた時期が、私にもありました

 

録るラジ2が販売停止

せっかく買った「録るラジ2」ですが、前作「録るラジ」よりも多少ではありますが、不安定な印象がありました。発売直後ですから、やむを得ません。そもそもバージョンが「1.0.00」で初期バージョンなわけですから、バグがあってもおかしくないわけです。

そんなわけで、アップデートが公開されているかもしれないと思い、「録るラジ2」を運営する株式会社リオのサイトに飛んでみました。

株式会社リオ

すると…。

2017年の4月24日に、「録るラジ2販売終了のおしらせ」というタイトルで、以下の情報がアップされていました。

このたび弊社事業方針の転換により表題のパソコンソフト「録るラジ2」の販売を終了させていただく事となりました。
これにともないまして同製品のアップデートもあわせて終了させていただきます。
ご利用ユーザー様には、多大なご協力を賜りながらこのような決定をすることとなり、
誠に申し訳ございませんが何卒ご理解賜れれば幸いです。

 

……えっ。

そもそも「録るラジ2」の発売日が3月24日ですから、発売日からちょうど1か月で販売終了ということになります。

販売終了だけならまだしも、今後のアップデートすらも行われないとのことです。これは、今後radiko側での仕様変更があったら、それはサポートされず、その時点で使えなくなることを意味しています。お金を出して買ったソフトが一切使えなくなるわけです。

なんでしょう。この感じ。買ってからまだ2週間くらいしか使っていないというのに。

 

 

以前ブログで、私が有料の「録るラジ」を使った理由として、
「無料のアプリでもできないことは無いが、市販のアプリの方が継続してサポートしてくれそうと思ったから。」
と書きました。

しかし、そのもくろみは外れたようです。継続したサポートを期待したのに、なんということでしょう。

せめて、「録るラジ」(2ではない方)についてだけでも、サポートを継続してくれればいいのですが、それもかないません。

 

とりあえず今後も使い続けるけれど

現在はまだ「録るラジ」も「録るラジ2」もどちらでも使えます。せっかくお金を出して買ったわけですし、使いやすく多機能ですので、今のところは「録るラジ2」を使い続けようと思っています。

(今でも発売されていれば、紹介したい機能がいくつかあったのに……。)

しかし、今後radiko側で仕様変更があれば、「録るラジ」も「録るラジ2」も使えなくなることになります。

 

これなら、いっそ「録るラジ2」なんて出なければよかったのに、という感はありますねー。これは完全な邪推ですが、タイムフリー機能の録音がいけなかったのではないかな、と思います。

そもそもこの「録るラジ」、CMカット機能がウリとされているなど、おそらくradiko側からいい顔はされないであろう機能が搭載されていました。もしかしたら、前々からいろいろ言われていたのかも。残念ですね。

 

(2017/07/02追記)

「録るラジ2」の乗り換え先として、「ラジ録11」を選びました。結果的に満足しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。

radikoを録音するアプリを検討した結果、「ラジ録」に行き着いた
radiko録音アプリとして、販売終了した「録るラジ2」の代わりになるものを探しました。結果、「ラジ録11」がいい感じでしたので紹介します。

 

テレビ番組と比べて、ラジオは録音がめんどくさい

ずっと思っていたんですけど、ラジオの録音は、テレビの録画と比べると手軽さに欠けるような気がします。

テレビは、専用の機器としてはレコーダーがあるし、そもそもテレビ自体に録画機能がついているものも多いし、パソコンでもチューナーがあれば簡単に録画できるし、最近ではスマートフォンでも録画ができます。DLNAなどの規格を使って、録画した番組をネットワーク経由で簡単に他の機器で観られるようにもなっています。

それらと比べると、ラジオはこの辺のイノベーションがあまり進んでいないんですよね。radikoの登場は大変画期的でしたが、それ以降はなかなか……という感じです。まぁ、タイムフリー機能なんかも画期的だとは思いますが、倍速再生などはできないですし……。あまり需要は無いんですかね。

 

インターネットを活用したサービスとして、Podcastやラジオクラウドなんかもありますけど、まだまだ改善点はかなりあるように思います。そもそも番組もそこまで多くはありません。TBSはかなり充実していますが。

ダウンロード・倍速再生に対応した『ラジオクラウド』アプリをさっそく使ってみた
TBSラジオクラウドでできなかったダウンロードと倍速再生が、スマホ向けラジオクラウドアプリでできるようになりました。さっそく使ってみましたのでご紹介します。

なかなか、難しい問題です。

 

欲を言うと、radikoの録音機能付きNASみたいなものが発売されたら、いいなぁ、と思います。自動で聴きたいラジオがハードディスクに貯まっていって、聴きたいときに自由に聴けるレコーダー、みたいなイメージです。そうしたら、ラジオがもっと身近になりそうなのですが……。

 

何かの役に立つような記事ではなくて、申し訳ありません。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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