最近は仕事が忙しくなりつつあり、平日はほとんど仕事しかしない、という感じになってきています。また、残業時間の増加に伴って睡眠時間が短くなっていることから、休日もそれが影響して、ダラダラと寝て過ごす時間が増えてきてしまいました。
この状況を、「最近マジ忙しいわー、全然寝てないわー(仕事が充実している自分ステキ!)」みたいに考えるのも、メンタルヘルス的にはアリだと思いますが、やはり課題を感じるのも事実。
実際、自分の生活が仕事中心に回りすぎていて、プライベートがおろそかになってしまっている気がします。このブログの更新頻度は落ちつつあり、プライベートのタスク管理も崩壊しているような状況(要はプライベートをしっかり管理しようというモチベーションが低いということ)です。かといって、その分だけ仕事で成功を収めているなら別ですが、残念ながらそうとも言えない……。
そんな課題に直面している今の現状を考えたとき、突然思い付きました。
「そうだ、勉強しよう」と。
仕事をゼロから見直す機会が「勉強」だと思う
仕事の成果や効率は、「学習」によって高まる
突然ですが、仕事の成果や効率は、どのようにして高められていくと思いますか。
仕事に対する意識であったり、研修であったり、ツールやハックであったり、答えはいろいろあると思いますが、一番簡単な答えは、「慣れ」でしょう。仕事に慣れていけば、自然と成果や効率は上がっていきます。
これは、言い換えれば、仕事の成果や効率は、「学習」によって高められているといえます。
ここで私が述べている「学習」は、「参考書を使って学ぶ」みたいなものではなくて、もっと心理学的な、「経験を通して何かを身に付けること」という意味で使っています。日常用語でいう「学習」よりは、もう少し広い意味かもしれません。
この「学習」は、どんな人でも日常生活の中で行っています。
例えば、降水確率が30%のときに折りたたみ傘を持って外出しなかった結果、雨でずぶ濡れになってしまった経験をしたとしましょう。そうすれば、次回からは降水確率が30%であっても、以前の経験を思い出し、折りたたみ傘をカバンに入れることでしょう。
同じように、ある仕事でAという方法を使ったら失敗してしまった、ということがあれば、次回からはBという方法を使うでしょう。この「学習」によって、仕事の成果や効率が一つ、高まったことになります。
これらの例は、失敗によって学習した事例といえますが、逆に成功によって学習することも、もちろんあります。
いずれにしても、私たち社会人は、こうした「学習」(言い換えるなら「経験」)を積みながら、仕事の精度を高めていきます。はじめの頃はまったく何から始めたらいいかも分からなかった仕事でも、経験を積んで、当たり前のようにできるようになった経験は、社会人に限らず、どんな人にもあることでしょう。
仕事を捉え直すには「勉強」が必要
しかし、同じ仕事を何年も重ねるにつれて、悪い意味での慣れが出てくることがあります。「学習」は自分で意識しなくても自然に行えるものですが(先の例でいえば、「『降水確率が30%のときに折りたたみ傘を持つ』ことを今から学ぶぞ!」と思う人はいません。)、逆にいうと、新しい「学習」の機会がなければ、新しいことを学ぶことはできないといえます。
「学習」によって仕事の成果や効率を高めていくことはできますが、油断すると、今までと同じ業務を繰り返すだけになってしまったり、昔からのやり方に固執して変化に対応できなくなってしまったり、という結果を招くことがあります。
場合によっては、「手を抜いて適当にやっても、なんとかなった」という、あまり望ましいとはいえない「学習」をしてしまうこともあるでしょう。
さて、それを避けるためには、どうすればいいでしょうか。
強制的に新しい環境に身を置くなど、いくつか方法はありますが、現在の仕事を続けながらできる有効な方法の一つが、「勉強」することだと思います。
「勉強」というのは、まさに私たちが今まで学校でずっとやってきた、あの「勉強」です。
そしてその「勉強」によって、単なる仕事の繰り返しから脱却し、その目的や意義を改めて問い直す機会が生まれ、別の視点で仕事内容や方法を考えるヒントを与えてくれます。
仕事の成果や効率は「学習」で高められますが、仕事を捉え直すためには「勉強」も必要です。そしてこれは、特別意識をしなくても経験を積み重ねることで得られる「学習」とは違い、自分で明確に意識して行動しなければできません。
「勉強」で、自分の人生をクリエイティブに
「勉強」は、自分で明確に意思をもって「勉強しよう」と思わなければできないことであり、大変なことです。ある資格に合格しなければそもそも業務を継続できない、などの強制的な動機があれば別ですが、そうでない場合は、今すぐ勉強しなくても特に困りません。
そうした状況の中で、飲み会やテレビ・ゲーム、インターネット、遊び、ダラダラと過ごす休日などの目の前の快楽に充てられるはずの時間を使い、将来のために勉強をするということは、それだけでも意思力が必要となります。
さすがに自分のプライベートを全て犠牲にして、勉強にすべてを注ぎ込むようなやり方はあまりおすすめできませんが、勉強をする以上、できる範囲でそれらと両立していくことは必要です。
時にはつらいこともありますし、資格合格や、昇進・転職のようなわかりやすい成果として将来形になる保障はどこにもありませんが、少なくとも、自分の人生を主体的に生きるという充実感を与えてくれます。
主体的に生きるということは、ただ目の前のことだけを考えて生きる受動的な生き方ではなく、自分の人生を自分でつくるということです。まさに、人生をクリエイティブにしていく、ということだなと思います。
「何を学ぶか」を考えることにも価値がある
このように、「勉強」には、自分の仕事をゼロから見直し、人生をクリエイティブに生きるための機会を提供してくれるものですが、その根底にあるのは、やはり「新しい知識を得られる」ということです。
そういう意味で、「何を学ぶか」ということを考えていくことも重要ですね。
仕事にまったく関係のない趣味の勉強によって、業務とは無関係の知識から刺激を受けることもあるでしょうし、現在の課題を解決するために直結するような知識をピンポイントで勉強していく、ということもできるでしょう。
転職のために資格取得を目指す、ということでもいいかもしれませんし(もっとも、ある資格をとっただけで転職できるようになる、ということはほぼありませんが)、現在の仕事に深く関わる勉強によって、さらに仕事の成果を伸ばすこともできるでしょう。
このあたりは自分の仕事内容や興味関心、使える時間や状況などによって異なる部分ですし、正解はありませんが、このように何を学ぶ必要があるかを考えることもまた、一度立ち止まって自分の人生を考え、主体的に生きるための機会となります。
もちろん「何を学ぶか」ということ自体も大切ですが、それを考えることにもまた、価値があると思っています。「勉強」を始めるということは、「何を学ぶか」を考えるということであり、自分の人生を考えるということでもあります。
一番大切なのは、勉強を行い、継続すること
ただし、「勉強しよう」と考えているだけで終わっては、単なる妄想です。実際に勉強をしなければ意味がありません。
ここが一番大切なのですが、それと同時に、一番難しいことでもあります。
誰だって、やる気を出して頑張ろうと思うことはあるでしょう。しかし、それを行動に起こすのはとても難しいですし、さらにそれを継続することはもっと難しいことです。
ここまで、私は偉そうにいろいろ述べてきましたが、私もずっと、行動に移さないで考えているだけだったり、行動したとしても三日坊主で終わってしまったり、という繰り返しでした。
今回も唐突に「勉強しよう」と思ったものの、これがいつまで続くかは分かりません。
勉強を続けるためのハックを試していきます
そんな三日坊主の私だからこそ、それを実際に行動に移して続けていくためのハックをいろいろ試してみて、それをブログで紹介できたらと思っています。
このブログは「人生をクリエイティブにしていくことを目指すブログ」ということで、ブログ名を「クリエイティブハック」としました。人生をクリエイティブにするための手段の一つが「勉強」であるなら、それを続けるためのハックもまた、「クリエイティブハック」だと思います。
このブログを通して、三日坊主の私がそれを脱却できるかどうか、いろいろ試してみることができたらなぁと思っています。(まぁ、結局三日坊主で終わっちゃいました! みたいな結論で企画倒れとなるかもしれませんが……笑)
もし、この記事を見て、「何か勉強してみようかな」と思う方がいらっしゃったら嬉しいです。一緒に頑張っていきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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