私はメモ書きやPDFへの書き込みのために、iPadとApple Pencilをほぼ毎日利用しています。
イラストを描くなどの繊細な作業は一切しないため、筆圧検知や傾き検知機能の性能はわかりませんが、それでもApple Pencilを手に取れば、Appleらしいデザインや使い心地の良さを感じることができます。Apple Pencilの価格は1万円と少々お高いですが、それに見合うクオリティをもつ、素晴らしい製品です。
しかし、デザイン重視ゆえに、少々気になるところもあります。
クリップがほしい
Apple Pencilの極限までシンプルでつるつるしたデザインは確かに見た目はいいのですが、それがあだとなって、やたらと転がるという欠点があります。私は購入直後から、これが気になっていました。
一応、転がしてもApple Pencilのロゴが真上に来て止まるように重心設計がされているため、ある程度は転がりにくい仕組みとなってはいます。しかし、例えば新幹線のテーブルや、カフェの小さなテーブルのように、一定以上の傾いた場所だと、簡単にころころと転がってしまいます。(それで実際に落としてしまったこともあります。)
それを解決する一番の方法は、Apple Pencilにクリップをつけることです。一般に市販されるのペンの多くがクリップ付きであることを考えても、やはりこれが筆記用具の形の最適解なんだと思っています。
また、Apple Pencilにクリップがつけば、持ち運ぶ際にも、ジャケットやカバンのポケットなどに挟むことができ便利です。
ということで、Apple Pencilにクリップをつけることができる製品を購入しましたので、ご紹介します。
あっぷるの矢
私が試した商品は、日本クリノスの「あっぷるの矢」という商品です。
下記のパッケージ写真を見ていただければ分かる通り、Apple Pencilに後付けで取り付けられるクリップとなっています。
価格は、Amazon.co.jpですと756円(記事執筆時点)でした。若干割高感がありますが、ギリギリ許容範囲というところでしょうか。
ちなみに同様のコンセプトの商品は他にもあります(「りんごのへた」などが有名でしょうか)。そうした商品でもよいのですが、この商品はバインダー式クリップとなっている点で新しいと感じました。
単に転がり防止ということであれば、他商品の方が価格が安いのですが、ジャケットやカバン等のポケットに挟んで持ち運ぶなどのことを考えれば、断然バインダー式クリップの方が使いやすいと思い、この商品を選びました。
ちなみに、パッケージの裏面はこんな感じです。
イラストに描かれているとおり、ペン先側から挿入してはめ込みます。
実際に装着してみますと、Apple Pencilの太さとぴったりという感じで、そう簡単には抜け落ちないくらいのキツさがあります。これなら実用上困ることはないでしょう。むしろ、装着時にホコリ等が付着していると傷つきそうなキツさでしたので、購入された方は、しっかりきれいにしてから装着するようにしましょう。
さて、実際に取り付けた写真がこちらです。
なかなかいい感じですね。
見た目的には、できる限り金属部分に近い位置に装着した方が見栄えはよいと思います。かといって、もともとApple Pencilは普通のペンよりも長めのサイズなので、あまりクリップを上にし過ぎると重心が高めになり、書き心地が悪くなります。このあたりは実際の使用感をもとに調整する必要があります。まぁ、慣れれば気にならないかもしれませんが。
さて、クリップ部分を拡大するとこんな感じです。もともとのApple Pencilの金属部分と同じような光沢感なので、デザイン的にもマッチしています。一方で、光沢がある故に、指紋がつきやすいという難点もあります。
「あっぷるの矢」の特徴でもあるバインダー式クリップは、とても快適でした。後付けのクリップでありながら、もともとクリップがあったかのように自然に使えます。
その使い心地を支えるのが、下の写真に示すばねです。
ちょっと気になるのがこの部分で、バインダー式クリップの使用で、この部分が傷つきそうだなー、というのが心配ではあります。とはいえ、数日間使っている限りでは、まったく傷はついていません。
まぁ、クリップが無かったときには、カフェのテーブルから転がり落ちてしまったこともありましたし、そうした落下によるキズや故障を防げることを考えれば、気になりません。
まとめ
ということで、Apple Pencilに取り付けられるクリップをご紹介しました。
確かにAppleらしいシンプルなデザインは少々犠牲になりますが、転がりの防止と持ち運びの便利さを考えれば、購入してよかったと感じています。
自宅でイラスト描きに使用しているような方だと、むしろ邪魔に感じるかもしれませんが、私のように持ち運んでメモ代わりに使っているという方なら、おすすめできますよ。
ここまでお読みいただき、ありがどうございました。
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